2016.8.31(水)
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藤村正宏先生のブログから学ぶ「生き残るカギは『言葉』 ビジネス進化論7」
こんにちは、フジプレコンの松林です。
個人的に気に入ってる藤村先生のビジネス進化論シリーズの最終回です。
今までのシリーズは、こちらです。
「エルメスも進化してスーパーブランドになった ビジネス進化論2」
「霊長類の中で人間だけがもっている目の特徴 ビジネス進化論3」
生き残るカギは「言葉」
この地球上に、ボクら以外にもう一種類の人類がいた時代がありました。
その時期、地球上に二種類の人間が同居していたということです。
でも彼らは3万年くらい前に突然絶滅してしまいました。
ネアンデルタール人は、身長体重、脳の容積が僕らと同じ。
さらに、彼らのほうが狩猟に向いている。
体力や筋力はボクたちよりも優れていました。
同じ条件の地球に住んでいたのに、どうして彼らが滅亡して、ボクらだけ生き残ったのでしょう。
それは、言葉を使えたからなんです。
ネアンデルタール人は声は出たけど、会話としてのコミュニケーションができなかった。
3万年前、地球上は氷河期。
食べ物をとるのが困難な時代でした。
そんな時代に、言葉を持つことによってボクらは、食べ物を比較的簡単に手に入れることができる状況をつくることができたんです。
たとえば「この木の葉っぱが赤くなる頃にあの湖の近くに行くと、動物の群れがやってくるからそれを狩ればいい」という情報があったとします。
言葉を持つことによって、その情報を仲間で共有することができた。
ところが、ネアンデルタール人には言葉がないから、そういう情報を知っている人間が何らかの理由で死んでしまうと、情報が残らなかった。
言葉を持つことによって、食べ物をとるための貴重な情報を仲間で共有することができたということ。
その結果、種として食べ物を得やすくなった。
言葉を持つことによって、一日の狩猟を振り返ることができました。
それによって狩猟の精度が高まっていった。
さらにそれを子供たちが聞いています。
子供たちは、大人の話を聞くことによって、狩猟とはどういうことなのかを知ることができた。
教育です。
ボクらホモ・サピエンスの食べ物を獲得する能力は、言葉を持つことによって、ネアンデルタール人よりも飛躍的に高まっていったわけです。
生き残るために、言葉を持つことが大切だったということ。
「言葉」が生き延びるためには必要不可欠なものだった。
このエピソードを聞いたとき、現代のビジネスと同じだなと思いました。
これから生き残る企業は「言葉」をもっていなければいけない。
そういうことです。
世の中には、売れる言葉と売れない言葉、伝わる言葉と伝わらない言葉が確実に存在します。
おまけに、言葉は無料です。
だから売れる言葉を勉強している会社は、勉強していない会社に、圧倒的な差をつけていくでしょう。
販促でもインターネットでも、売れる言葉、伝わる言葉を持つことが、これから生き残って繁栄していく条件になってくるのです。
そして「言葉」っていうのは、「情報」なんです。
(2013年10月15日の投稿記事より)
言葉を持った種が生き残りました。
今の時代は、伝わらない言葉ばかり使っていると生き残れません。
販促でもSNSの発信でも同じことです。
伝わる言葉、繋がる言葉をよく勉強することが一番大切なんじゃないでしょうか。
急がないと絶滅しちゃうよ~。
いや~スコットって本当にいいですね!
ではでは。
注意:僕のマーケティングだけじゃなく人生が楽しめるようになった恩人でもある師匠の藤村正宏先生(ニックネームはスコットですよ)の過去のブログ記事をピックアップして僕なりの視点での受けた感覚で勝手気ままに解釈してご紹介しています。