2015.12.9(水)
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藤村正宏先生のブログから学ぶ「マーケティングの考え方を変える時代」
こんにちは、フジプレコンの松林です。
今日は、藤村先生のエクスマ・ウルトラエヴァの最終日です。今年の4月から影響力を高める勉強会に参加してきました。言葉では表せない気づきや学びの多い合宿だったように思います。あと一日ですがしっかりと学んでいきたいと思います。
マーケティングの考え方を変える時代
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ソーシャルメディアマーケティングでは、モノではなく体験を売る、エクスペリエンス・マーケティングの考え方が重要になってきます。
どうしてかというと、ソーシャルメディア時代は、関係性が大事だからです。
そして、関係性はモノでは生み出されない。
コトでしか生まれないのです。まさに「体験」です。
例えば、商店街の「家具屋さん」があったとします。
「ウチは家具を売っているんだ」という考え方では、品揃えの豊富な大型家具屋さんに負けてしまうわけです。
ところが視点を変え、
「ウチは狭い家のスペースを有効に使ってもらう収納のテクニックを提供し、気持ちのいいホームライフを実現するお手伝いをしているのです」という考え方にする。
そして、収納家具をメインに品揃えするのです。
ほら、、今ワイドショーなんかを見ると、収納テクニック特集なんかやっているでしょ。みんな収納で困っているんですよ。
そのアイディアやノウハウをサービスしているというコンセプトにする。
すると、収納方法に困った人がお客さんになるわけです。
収納家具の品揃え、収納するためのノウハウ、収納のアイディア、いろんなモノやサービスが商品になるわけです。
「収納の達人」ですね。
そういう視点をもっていると、商品だけでなく、さまざまな展開ができるでしょ。
ホームページやブログ、ソーシャルメディアを駆使して、収納のノウハウやちょっとしたアイディアを常に発信していく。
そして、お客さまのコミュニティを作り、「収納アイディア大賞」なんかを募集して、イベントをやることもできますよね。
その中の優秀作品の写真を展示して、優秀なアイディアを実際に家具にして、ソーシャルメディアで紹介したり、実際にその家具を売ったり。
そうしたら、店舗は、まるで「収納ミュージアム」のようになるわけです。
そうしたら、収納のプロフェッショナルとして認知させるわけです。
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「モノ」を売っているんだという考え方は今すぐ捨てて、「体験」や「ライフスタイル」、あるいは「意味合い」を提供しているという視点に立って考えてみてください。
例えば宅配寿司のお店があったとしますよね。
「ウチは美味しい本物のお寿司を宅配しているんだ」と思っていてはダメなのです。
「ボクたちは、本物の美味しいお寿司を通して、家で過ごす、素晴らしい時間を提供しているのです」という視点を持ってみる。
すると、サービスだってちがうでしょ。
配達するバイトのお兄さんだって、住宅街の中で、うるさいバイクの音を響かせるようなこともないでしょ。
メニューの作り方も変わってくるだろうし、商品のパッケージだって変わりますよね。もしかすると(極端な話ですが)、映画のDVDソフトレンタルなんかも商品になるかもしれません。
お寿司のメニューに「今月のオススメ映画」なんて紹介してあって、「お寿司を注文してくれた方には、格安でお貸しします」というような展開も可能ですよね。
ま、それが商売になるかどうかはわかりませんが、同質化したモノが溢れている時代に、独自化できるひとつの方法ではあります。
独自化することが、価値を引き出してくれるのです。
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自分の扱っている商品が、お客様にとって、どういう「体験」を提供しているのか?
またじぶんは、世の中の人たちに、どういう「体験」を提供したいか?
そういうことを、もう一度考えてみましょう。
(2013年7月10日の投稿記事より)
いまの時代は、モノにはほとんど違いがないといっても過言ではないと思います。売る側の論理では、大きく違いがあると主張するかもしれませんが、消費者側から見るとどれも同じに見えてしまうんですよね。
だから違いを説明するんじゃなくてそのモノの先にある独自の価値(どんな体験が得られるのか)をきちんと発信することが大事なんでしょうね。
いや~スコットって本当にいいですね!
ではでは。
注意:僕のマーケティングだけじゃなく人生が楽しめるようになった恩人でもある師匠の藤村正宏先生(ニックネームはスコットですよ)の過去のブログ記事をピックアップして僕なりの視点での受けた感覚で勝手気ままに解釈してご紹介しています。