2016.4.6(水)
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藤村正宏先生のブログから学ぶ「ネーミングは、お客を選ぶ」
こんにちは、松林です。
昨夜は、名古屋で藤村先生にお会いすることができたので新しい画像を入手できてご機嫌の僕です。
ネーミングは、お客を選ぶ
「ウチのターゲットは全国すべての人だ」というのが、間違いだというのは、常識です。
そういう会社やお店は、想像以上に苦労する。
あなたにとって、いいお客さまを選ぶことが重要です。
そのためには、あなたの発信が大事になってくるのです。
ネーミングも同じです。
ネーミングを考えるときには、ターゲットを明確にして、その人に伝わるネーミングをしましょう。
飲食店のネーミングのことを考えてみましょう。
「カニが腹いっぱい食べられる店」などの「これって店のネーミング?」と思ってしまうような、店をそのまま説明したような、名前が最近増えていますよね。
「伝わらなければ存在しないのと同じこと」などと言ってわかりやすくすることの重要性を言っているボクですが、そういうストレートなことばかりを言っているのではありません。
世の中が、
「おやじはガンコだけどうまい店」
「感動のサービスに自信ありの店」
「地元で採れたものを焼いて出す店」
「顔の見える生産者にこだわった店」
なんて看板だらけになった、なんだかうっとうしい。
看板読むのや、電話に出るのだって大変!
なんか、美意識が失われていくような気がします。
だれにでも伝わって、無作為にいろんなお客がたくさん来るというだけでは、いい店とは言えません。
来て欲しいお客さまだけに伝わればいいんだから、ネーミングもそうあればよいのです。
お客を選らばない店は、お客にも選ばれないのです。
隠れ家のような、わかりにくい場所にある店。
たとえばマンションの上の階にあるバー。
大通りより細い道を入った場所にあるレストラン。
そんな店が人気を呼んでいます。
立地が駅から離れているとか、看板が出ていないとか、知る人ぞ知るというような個性的な店を自分でさがすのが楽しみでもあるのです。
そしてわかる人だけがわかる、暗号のような名前の店でも、伝えたいお客さんに伝わればネーミングとして成功といえるんです。
(2013年8月15日の投稿記事より)
この記事を読み返してみて、以前フジプレコンの新商品のネーミングでお客さまとのやりとりではっとさせられたことがありました。
信号機具や踏切などのさまざまなモノに対応できるコンクリート基礎製品だったので「マルチ基礎」と名付けたんですけど、お客さんに「マルチじゃ何に使えるかわからないだろ」っていわれて、「踏切用基礎」とネーミングしたんですけどお客さまには、とても伝わりやすくて好評でした。
僕らの業界でもすぐに英語を用いたりかっこいい名前を付けたがってしまいますが、伝わる名前が一番に決まっていますよね。
伝わっていますか?
いや~スコットって本当にいいですね!
ではでは。
注意:僕のマーケティングだけじゃなく人生が楽しめるようになった恩人でもある師匠の藤村正宏先生(ニックネームはスコットですよ)の過去のブログ記事をピックアップして僕なりの視点での受けた感覚で勝手気ままに解釈してご紹介しています。