2016.1.20(水)
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藤村正宏先生のブログから学ぶ「売れている飲食店はひいきが多い 飲食店の開業時期」
おはようございます。フジプレコンの松林です。
今朝の愛知県は大雪警報がでるくらいで新幹線が遅れているそうです。それを想定して前日に東京入りしたんですが、同行者が愛知県から遅れている新幹線で来るらしいので同じことだった僕です。
売れている飲食店はひいきが多い 飲食店の開業時期
これからは「真理は何か?」と考えてビジネスをしなければなりません。基本に返る、シンプルに考える。
そういうことです。
ボクはたくさんのレストランをオープンさせてきましたが、店をオープンするときって、ついつい忙しいゴールデンウィーク前とか、夏休み前にオープンしようとする。
でも、これは決してやってはいけないことなんです。(通常の場合)
それは、二度と来ないお客さんをたくさんつくっているようなものです。
あなたがお客さんになってみたところを想像してみてください。
家族で、新規にオープンした話題のショッピングモールにでかけたところをです。オープンとゴールデンウィークが重なって、ものすごく混んでいます。
いろいろとお店を見てまわり、お昼ご飯を食べようと、あるレストランに入りました。
20分くらいで並んで、やっとの思いで、良い席に座れました。
注文をします。
カンタンにすませようとパスタを注文しました。
あなたは「カルボナーラ」、家族の方は「ボンゴレビアンコ」お子さまは「ミートソース」。注文してからずいぶんたちますが、なかなか料理は出てきません。
「忘れられたのかな・・・」
もう20分もたちました。
ウェイトレスは忙しそうに動き回っています。
声をかけても「少々お待ちください」と、歩きながら相手にしてくれない。
「おいおい、どうなってんだ~」
と思い始めたのが、30分後。
いくら穏和なあなたでも、かなり頭にきています。
そして、信じられないことですが、オーダーしてから40分後にお子さまの「ミートソース」が、やっと来たんですね。
次に「カルボナーラ」、そして「ボンゴレビアンコ」・・・。
しかし、「ボンゴレビアンコ」は「ボンゴレロッソ」になっていた。
オーダーミス・・・。
これは実話です。
本当にあった話です。
恐ろしいですよね~。
どうですか?あなた。
こういう店にまた生きたいと思いますか?
「もう二度と行くものか!」
そう思いませんか?
オペレーションが慣れていない。
オープン直後は、どんなにシュミレーションして、どんなにリハーサルして、かなり訓練しても慣れていないんです。
オープン直後の施設は、だまっていてもお客さんがたくさん来る。
みんな興味がありますからね。
オペレーションが慣れていない状態で、たくさんのお客が来る。
放っておいてもお客さんが来る時なのに、どうしてゴールデンウィークにオープンするんでしょう。
これはもう最悪です。
お客さんを満足させるような対応ができないってことです。
そしてそのお客さんは、すべて「トライアル客」なんですよ。
「どんなお店なのかな~?」
「どういうサービスをしてくれるのかな?」
要は「試し」に来ているわけです。
厳しい目でチェックされているわけですよ。
ボクみたいに「オペレーションが慣れていないから、しょうがないよね」と思ってくれる心の広いお客さんは、ものすごく少ないわけです。
たくさんきたお客さまを満足させることができないばかりか、最悪の場合、悪い評判がたってしまう。
「もう二度としてくれないお客さんを、たくさん作っている」
そういうことに早く気づいてほしいですね。
「そんなの非常にレアなケースだよ。ウチは大丈夫」そう言ってるあなた。
それならば、いいんです。
完璧なサービスを提供できるという自信があれば、好きな時期にオープンすればいいんです。
ゴールデンウィーク前や夏休み前にオープンするということは、確かに売上や利益は取れるし、賑わいもでますよね。
でもそれは幻想なんですよ。
そんな売上は「目先の利益」です。
お客さんのことより、自分の目先の利益を考えているってことでしょ。
長い目で考えないと、繁栄はないんです。
これからは「関係性」です。
これが「真理」ということです。
(2013年7月27日のブログ記事より)
まず第一に藤村師匠は本当に心が広いです。僕なら20分まったら「店長を呼べ」「この店は、どうなっとるんじゃ!」となってしまいます。
ビジネスのスタート時点で、お客様本位で考えられているか自分本位、会社本位で考えられたカタチなのかですべては決まっているように思いますね。
ちゃんとお客さまのほうをむこうね。じゃないと僕みたいな客にひどい目に合うかもしれませんよ。(笑)
いや~スコットって本当にいいですね!
ではでは。
注意:僕のマーケティングだけじゃなく人生が楽しめるようになった恩人でもある師匠の藤村正宏先生(ニックネームはスコットですよ)の過去のブログ記事をピックアップして僕なりの視点での受けた感覚で勝手気ままに解釈してご紹介しています。