地震や災害時の備えを側溝で考える。その2
今日は側溝アドバイザーの酒井です。
熊本の地震から約一カ月が経ちました。
まだまだ、避難所生活を送られている方が多いと聞きます
一刻も早い日常生活にみなさんが戻れることを願っております。
本日は災害の備えを側溝で考える その2と銘打ってのブログです。
前回のブログで蓋の無いことで地震・災害時に危険を減らすことが出来ると
ご紹介いたしました。
今回は梅雨時を前にまず冠水しにくい側溝をご提案したいと思います。
冠水してしまう理由は大きく三つあります。
① 大雨が降り降水量が多すぎて側溝の容量をオーバーしてしまう。
② 側溝内に雨の前に土砂等が溜まっていて、適切な雨水を流すことが出来ない。
③ 雨水が入るグレーチングなどにゴミがたまって、側溝内に水が入らない
①は側溝を大きくしたり、貯留・浸透側溝で緩和することが出来ます。
貯留・浸透タイプは以前にもご紹介していますので
よろしかったら
②・③は側溝を従来の側溝からスリット側溝にすると軽減できます。
さらに、SE側溝ですとゴミもたまりにくいです。
下のような側溝では水は流れないですよね。
SE側溝ならゴミたまりなしで常に雨水を排水出来ます。
SE側溝はゴミがたまりにくい箱形のスリット側溝です。
なぜ、ゴミがたまりにくいかと言いますと
流速スポットがあるからです。
側溝の水が流れるところにくぼみがあります。
これが 流速スポット
なぜ、ゴミがたまりにくいかはイメージして頂くとわかります
たとえば、夏に行う流しそうめん
たとえば、毎日使うトイレの流れていく先はこうなっています。
You Tubeで流速スポットの性能を見て頂く動画ありますので良かったら。
世の中には水を速く流し、内部に留めておきたくない時は半円の溝があります。
側溝で内部に堆積物があると、水が流れないばかりか
温かくなると蚊の発生・臭いの問題等も発生するので
やはり、内部がきれいなほうが良いでしょう。
また、側溝の情報をお知らせしますね。
酒井でした。
酒井隆
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