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生コンを使わない自由勾配側溝

今日はフジプレコン側溝アドバイザーの酒井です。

秋が深まりあと少しで冬ですね。冬支度は皆様大丈夫でしょうか。

私はもう少しで石油ストーブかなと思っております。

さて今回のブログは側溝アドバイザーらしく生コンを使用しない自由勾配側溝をご紹介です。

生コンを使わないって?どういうことですかと良く聞かれます。でも実際に生コンを使用しません。

フジプレコンはスリット側溝をずっと提案させて頂いております。そのスリット側溝は可変タイプつまり自由勾配タイプもあります。

スリット側溝の良いところはスリットで水を良くのみ尚且つフタが無いからフタがガタガタという騒音が無いところがとっても良いところです。

先ほど話をした自由勾配タイプは現場で生コンを使用して水が流れる勾配を作る。と言う側溝です。

現場で生コンを側溝の中に流し込み、開口部から生コンを均すのです。

一昔前より今はいろいろなタイプで自由勾配側溝を現場で使用してます。フタがある側溝で均しやすくしたり、フタをスリットにしてスリット集水で使用したりといろいろありますが・・・

従来の施工

結果、現場で生コンを使用しています。

スリット側溝で生コンを投入し均してと・・・スリット側溝では生コンを入れる開口部が無く開口部を作るとフタが必要でスリット側溝の良さが無くなってしまうなど考え考え。

と言うことで作りました。

プレキャストのインバート

プレキャストインバート

このインバートを使うことで現場では生コンを使わなくてさらにインバートを均す手間も必要がありません。

 

なぜならこのインバートは自由に勾配が出来てしまします。現場に応じた設計勾配を工場で図面通りに作製します。

せっかくプレキャストでインバートを作るのでさらに水の流れる管底に半円溝の方のインバートを切りある意味インバートの二乗です。

この半円溝のインバートを切ってあるのはゴミや土砂が小水量で水が早く流れるので良いです。

イメージで言うと夏にやる流しそうめんです。平らな所で何か流すのと半円の溝で流すのとではだいぶ違いますよね。

現場で生コンインバートとプレキャストのインバート

なのでスリット側溝の良さを保って自由勾配側溝を実現しさらに工場でプレキャストのインバートとスリット側溝本体を合体するので、従来の側溝本体と同じ施工の工程で現場で施工出来ます。

従来の管渠型側溝や側溝の本体と同じ手間でスリットの自由勾配側溝で尚且つゴミが溜まりにくくフタがガタガタ騒音なしで出来ちゃいます。

こないだも現場で喜んで頂きました。

即日開放の現場でいわゆる掘っちゃ埋めの現場です。

即日開放の現場で自由勾配側溝はなかなか厳しいと思います。

 

生コンの養生時間が必要だと思います。鉄板で養生したり保安設備をしっかりしたり挨拶したりとなかなか大変だと思いますが、プレキャストのインバートを使用したスリット側溝ならすべて解決し掘っちゃ埋めの現場でも通常の側溝のように施工が出来ますよ。

施工現場

まだまだお得なことがありますがまた次回ご紹介いたします。

酒井でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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酒井隆

酒井隆

側溝アドバイザーフジプレコン株式会社
自転車が道路をはしる世の中になりました。様々な側溝もあり、使い分けが必要ではないでしょうか。勉強不足ではありますが、現場に応じた最適な側溝を提案する事が出来る側溝アドバイザーをめざしております。子供に車に自転車に安心安全な道路作りをぜひお手伝いさせてください。
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