設計者の皆様へ!たまにはプロ発信!【JRCケーブルトラフ編】
こんにちは、ケーブル収納アドバイザーの藤井です。
今回はあえてプロ発信!たまには製品についてお話したいと思います(^O^)
ケーブルトラフを選ぶ際・・・
設計者の皆様、ケーブルトラフを選ぶ際、次の様な事で使用を迷われたり、お困りになった経験はございませんか?
- 強度 強さは充分なのだろうか?
- 軽量 重くはないだろうか?
- 施工性 施工し辛いのではないだろうか?
そんな悩みを全て解決してくれるケーブルトラフがあったら、良いですよね?
実は、全ての悩みを解決出来るトラフこそ、フジプレコンのJRCケーブルトラフなんです。
なんと全国で3000km以上ご使用頂いているケーブルトラフなんです。
それではひとつひとつ選ばれる理由についてご説明させて頂きます。
強度について
まず1つ目、【強度】についてご説明させて頂きます。
JRCトラフの中でも1番小さいサイズ、J95というサイズの蓋を例にあげます。
J95の蓋の厚さは25mmです。薄すぎるとご心配かも知れませんね?
しかし、このJ95の蓋は、厚さ25mm で10kN(約1t)に耐えられるんです。
10kNとは、1kgの物体にかかる重力が9.8Nですから、
約1020kgの物体にかかる重力に相当します。
1020kg、つまり約1tの物を載せるのと同じ負荷にも、耐えられるという事なんです。
実際にトラフが設置される箇所は、皆様御存知の通り線路脇です。
基本、一般の方は入れません、作業員の方が歩くのみです。
例えば作業員の方が、蓋を開閉する・つまずく・飛び降りる・バールやハンマーを落とす
という作業・行動をとったとしても、10kNの負荷をかける事があるでしょうか?
まず無いでしょう。
この薄さで充分な強度を持ったトラフ、それがJRCケーブルトラフなんです。
軽量について
2つ目、【軽量】についてご説明させて頂きます。
設計者の皆様は、JISトラフ№70を格上げされる際、№120をご検討されるケースがあるかと思いますが、
№120とJ95は、内容積がほぼ同じ、むしろJ95のほうが多いくらいです。
ですからここでは、J95とJISトラフ№120を比較してみます。
JISトラフ№120が1mあたり42kgするのに対して、J95は1mあたり18kgです。
ご覧の様に、外径寸法が3割小さく(約50mm)、重さは1/2以下の軽さです。
では、なぜ軽量化されているのでしょうか?
それは、芯材の材質が違うからなのです。
JISトラフは、芯材に鉄筋を使用しています。
その為、鉄筋の腐食を防ぐために5mm以上のコンクリートの厚さ=『肉厚』を確保する必要があります。これを『かぶり厚』といいます。
コンクリートの使用量が増えますから、当然厚くなり、重くなります。
それに対して、JRCトラフはコンクリートの厚さ=『肉厚』を薄くしました。
薄くすると先ほどの『かぶり厚』の点から、鉄筋が入れられません。腐食してしまいます。
しかし当然補強は必要になります。そこで考えました。
弊社では芯材に、硬筋のグラスファイバーを使用しました。
これにより、JISトラフと違いJRCトラフは、『かぶり厚』を気にする必要がなくなり、
先程ご説明した【強度】を保つのに必要なコンクリートの厚さがあれば充分であり、
ここに軽量化が実現できました。
更に、鉄筋を使用しておりませんので、雪国で融雪剤を散布されましても、
腐食による製品の劣化の全くありません。塩害の心配もありませんので、
海岸地区や、地下で塩分を含んだ湧水が発生する現場に適しています。
実際に持ってみると、JISトラフは重くて持ちづらそうです。
それに対してJRCトラフは、弊社の女性社員もラクラク笑顔で持っています。
薄くて軽量で沢山ケーブルが入るトラフ、それがJRCケーブルトラフなんです。
施工性について
3つ目【施工性】についてご説明させて頂きます。
先程と同様にJ95とJISトラフ№120を、今度は本体のみを比較してみましょう。
JISトラフ№120の本体の重量は1本あたり10kgです。製品の長さは0.5mです。
1mあたり20kgと言う事になります。
それに対し、J95の本体の重量は1本あたり10kgです。
ただし、製品の長さは1mです。1mあたりは当然10kgです。
つまり、同じ10kgの物を施工した際に、
製品の長さが倍違いますから、当然施工距離も倍違う事になります。
例えば5mの距離のトラフを設置する場合を見てみましょう。
J95が設置し終えても、
JISトラフ№120は半分しか施工出来ません。
単純計算でも工期短縮になることがおわかり頂けると思います。
また、先程もご説明しました通り、JRCトラフは、芯材がグラスファイバーですから、
現場加工が容易です。現場カットが簡単で、もちろん火花が出る心配もありません。
芯材が鉄筋のJISトラフの場合は、そうはいかないでしょう。
さらに外形は、JISトラフよりJ95は小さいですから、
トラフを設置するスペースは小さくて済みますし、
掘削して設置する場合でも、掘削スペースが小さくて済みます。
実際に写真をご覧下さい。
真ん中のJ95は、W119mm、
向かって右側のJISトラフ№120は、W170mm、
向かって左側のJISトラフ№70は、J95とほぼ同じW120mmです
スペースの違いがお分かり頂けると思います。
J95とJISトラフ№120では、内容積がほぼ同じですが、
製品の幅=掘削スペースは、J95のほうが遥かに小さくてすみます。
J95とJISトラフ№70では、外径寸法がほぼ同じで設置スペース・掘削スペースこそ
ほぼ同じですが、J95のほうが内容積は倍近く大きいです。
施工が早く、現場加工が容易で、尚且つ設置する際のスペースが小さくて済む、
言い換えると施工の際の歩掛りの点で、非常に優れているトラフ、それがJRCケーブルトラフなんです。
まとめ
これまでご説明させて頂きました通り、強度があり、軽量で、施工性に優れている、
ケーブルトラフを選ぶ際の悩みを、全て解決してくれるトラフ、
それが弊社のケーブルトラフ、JRCケーブルトラフなんです。
冒頭にお話しましたように、全国で3000km以上ご使用頂いているというのも
ご納得頂けるのではないでしょうか。
トラフの新設時はもちろんのこと、修繕や格上げをご計画される際等には、
弊社のJRCトラフを是非ご検討頂きたいと思います。
また、本日はご覧頂けませんでしたが、
トラフのサイズ・形状は豊富に取り揃えております。
トラフ以外にも、関連製品を数多く取り揃えております。お気軽にご連絡下さい。
弊社の製品は、皆様からのご要望を形に変えた製品ばかりでございますので、
コンクリートでこんな製品は作れないか、こんな製品があったら便利だ、
などの皆様からのお声もお待ちしております。
宜しくお願い致します。
駆け足でのご説明になり申し訳ありません。今回のブログをきっかけに、設計者の皆様に、
弊社のJRCケーブルトラフについて少しでも興味を持って頂けたならば、幸いです。
不明な点やご質問は最寄りのケーブル収納アドバイザーまたは、Facebookにどんどんコメント下さい。
たまにはこんなプロ発信、いかがでしたでしょうか?
また発信していきますね!
有難うございましたm(__)m
藤井雄太郎
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