浸透側溝を検討中の皆様へ スリット型浸透側溝~構造図やメリット~
こんにちは、側溝アドバイザーの名川です。
今回はあまり知られていない浸透側溝について
少しだけ詳しく紹介していこうと思います。
浸透桝や浸透トレンチは使ったことあるけど・・・
そんな方へ浸透側溝の構造やメリットなどをご紹介したいと思います。
浸透側溝施工事例
浸透側溝も浸透桝と同じで、駐車場や
公道など
浸透の必要があるところで使われています。
浸透量の計算などでお困りの際はご相談いただければお手伝いさせていただきます!
浸透側溝の種類
浸透側溝にも桝やトレンチと同じように大きく分けて2種類のタイプがあります。
製品に浸透用の孔が開いている有孔製品と
透水するコンクリート(ポーラスコンクリート)を用いたポラコン製品の2種類です。
ちなみに、フジプレコンの浸透側溝はスリット型の有孔タイプになります。
スリット側溝なので駐車場など車両横断部や
製品面に滑り止め加工がされているので
人通りのあるところでもバッチリです!
有孔製品やポラコン製品など色々なバリエーションがありますが、
側溝本体の形状は浸透量の計算にはあまり関係ありません。
側溝サイズが大きくなったときに貯留量へ多少の影響がある程度になります。
有孔製品の特長
まず有孔製品は製品にもよりますが、特殊なコンクリートは使わないので
ポラコン製品に比べ安価になりやすい傾向にあります。
さらに横断にも対応することができ、可変、可変横断にも対応できます。
ECO側溝の参考構造図はこんな感じです。
この場合は製品片側からのみの浸透になりますが、
ご要望に応じて(片側+底面)や(底面のみ)(両側面)など
現場状況に応じて対応可能です。
浸透側溝を使用するメリット
浸透側溝のメリットとしては元々入っている側溝を
浸透側溝に変えるだけで浸透量を確保できるところにあります。
施設など建てる場合、元々側溝が入っていると思いますが
その側溝を浸透側溝へ変えることで、
他の浸透施設を小規模化したり数を減らすことができる可能性があります。
元々側溝が入っているところなので無駄に敷地を圧迫することなく
浸透量を確保することができますので、
一度検討してみてください!!
名川大貴
最新記事 by 名川大貴 (全て見る)
- 可変側溝なのに生コンいらずスタンダード基礎板です。 - 2023年9月6日
- 側溝に詰まりは厳禁!道路冠水を未然に防ぐには - 2022年4月25日
- 浸透側溝を検討中の皆様へ スリット型浸透側溝~構造図やメリット~ - 2022年3月14日
関連記事
-
アンダーパスの冠水対策に側溝を使って頂きました。
今日はフジプレコン側溝アドバイザーの酒井です。 西日本を中心に梅雨入りしましたね。 晴れ
-
現場のご紹介-コンビニ編-
今日は側溝アドバイザー酒井です。 さあ、早いもので今年も約一カ月で終わりますね-。 来年
-
設計者の皆様へ!たまにはプロ発信!『セパレーター編』
こんにちは、ケーブル収納アドバイザーの藤井です(^o^)/ 今回はプロ発信!製品のご紹介です。
-
長引く梅雨・・雨が降っても快適に歩こう(^O^)/
こんにちは、豊橋営業本部の池田です。 7月も中旬に差し掛かりましたね、今年は6月の梅雨入りとと
- PREV
- 第56回フィリーズレビュー予想
- NEXT
- トッピングにチーズがあると何でも食べれるかもね